Fergus McCaffrey Tokyo is pleased to present two-site exhibition Kathleen Jacobs at the gallery’s Tokyo location (from Saturday May 21st) and CADAN Yurakucho (from Tuesday May 17th). The artist will join for an opening reception held at 5 – 7pm, May 21st at Fergus McCaffrey Tokyo.
ファーガス・マカフリー東京は「キャスリーン・ジェイコブス」展をギャラリー東京スペース(5月21日から)とCADAN有楽町(5月17日から)の2会場で開催いたします。ファーガス・マカフリー東京展示の初日5月21日午後5時から作家を迎えオープニング・レセプションを開催します。
木の幹にキャンバスを巻き、その樹皮の模様を写しこむ独特の方法で制作されるジェイコブスの作品は、対象の樹木が生息する自然環境、そしてその変化の経緯を布地に取り込むことで生み出されます。中国の明代初期の秋冬の山水画を連想させ、余白の多いミニマルな画面に途方もなく広がる距離を感じさせる彼女の絵画空間は、中国で暮らしアジア伝統美術を学んだ経験に根付いており、彼女は「14世紀から16世紀の絵画や漢詩の途方もないスケールの捉え方に触発された」と語っています。わずかな筆墨と線で多くを表現する簡素な視覚言語、また石に刻まれた古代文字の拓本を手本に書を学習した経験は、独自の樹木を用いるフロッタージュ技法へとつながって行きます。
彼女にとって初となるアジアでの展覧会はファーガス・マカフリー東京、CADAN Yurakuchoの2会場開催となります。ファーガス・マカフリーでは主に絵画の大作、CADANスペースでは比較的サイズの小さな絵画作品および立体作品展示を予定しています。